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茨城県での犬・猫でのSFTS感染例発見と当院での対策

【ノミ・マダニ予防の徹底化のススメ】

茨城県ではSTFSウイルスを保有したダニがいることは以前から確認されていましたが、最近になり、犬・猫でのSTFS感染が確認され、もはや対岸の火事とは言えない状況となってしまいました。

また、他県ではありますが、獣医師がSFTSにより亡くなるという事例がありました。

犬・猫だけでなく、飼い主様・獣医療関係者の命にも関わる問題として、ノミ・マダニ予防に関して見直しを行う時期が来たと考えています。

そのため、当院においては下記の対策を取らせていただきます。

1. 室外飼育犬および完全室内猫以外の猫に対するノミ・マダニ予防の強化

 感染リスクを有する環境で飼育されている犬・猫で、診療を希望される方はノミ・マダニ予防・駆除を徹底していただきます。適切な予防・駆除がなされない場合、継続治療をお断りさせていただく場合がございます。

2. ノミ・マダニ感染動物に対する診療の制限

 ノミ・マダニ駆除が完了させる前での院内への立ち入りを禁止とします。

「寄生したら駆除すればよい。」ではなく、「寄生させないために定期的に駆除しておく。」という方向にしていただきたいと思います。

3. 地域猫・野良猫の診療の制限

 ノミ・マダニ感染(およびSFTS感染)リスクが高く、人慣れしていないことによる獣医療従事者の怪我のリスク等の問題が常に存在します。適切なノミ・マダニ予防・駆除を実施を最低条件とし、事前にご相談の上での対応可能か判断することとします。よく子猫を保護して連れてきたというケースがありますが、今後はご来院前にご相談の上でのご来院をお願いいたします。

4. 室内犬および室内猫におけるノミ・マダニ予防・駆除の見直し

 現在は夏だけ、またはフィラリアと同じ時期だけノミ・マダニ予防を行う方も多かったと思います。しかし、実際には温暖化に伴い、ノミについては夏を中心に幅広い季節で感染が認められます。 また、マダニについても、夏に限らず、近年は春・秋での感染事例が多くなってきています。

 したがって、ノミ・マダニ予防については3-12月または年中駆虫を基本的な推奨予防期間としてご案内させていただきます。