うさぎの特徴と接し方
ペットを飼いたいけれど、散歩や鳴き声の問題で難しいという方も多いですよね。
うさぎは散歩や鳴き声で困ることがないため、一人暮らしの方や共働きの家庭で飼育されることが多く、犬や猫に次いで人気があります。スキンシップを重ねていくとよく懐いてくれる子も多く、日常の可愛らしい仕草も魅力の1つですね。
しかし、うさぎは野生環境では少数の群れは形成するものの、基本的に単独行動することも多い動物です。
そのため、性格によっては警戒心が強く、干渉しすぎることを嫌う子もいます。
丁度良い距離感が保ちながら、その子に合った関係性を築いていくようにしてください。
うさぎを飼育する時に知っておきたい事
-
1.飼育環境の変化によって体調を崩しやすい
最適な温度や湿度の幅が狭く、ちょっとした気候や飼育環境の変化に敏感です。季節の変わり目、特に1日の中で寒暖差が出る季節は注意が必要です。
-
2.本能的に病気を隠すため、体調の変化に気がつきにくい
自然界では弱い動物であり、弱った姿を見せると天敵に捕食されるためです。日々の食欲の変化や排便の様子(大きさと数/硬さ/盲腸便の有無)を観察しましょう。
-
3.飼い主様の気がつかないうちに病気が重症化して急死してしまう
胃腸うっ滞等の日常的な病気が進行し、命に関わることがあります。気がつかないうちに異物を摂取し、胃腸うっ滞や腸閉塞症になることもあります。
雌の場合は子宮疾患も気がつかないまま進行しやすく、危険な病気です。高齢になると腫瘍性疾患の発生も多く、早期発見が難しいことも多いです。いつも体調に気遣って、やさしく手をかけてあげてください
昔から「うさぎは寂しいと死んでしまう。」という話がありますよね。
実際にはそんなことはありませんが、こういったことに由来して「うさぎは寂しいと死んでしまう。」と言われるようになったのかもしれませんね。
犬や猫の飼い方とは全く異なることを理解して、うさぎに適した飼育環境を整えてあげないといけません。
うさぎの食事管理
-
うさぎは完全草食動物であり、繊維質が重要な栄養源となっています。
繊維質は腸内細菌叢の維持と消化管機能の維持に不可欠であり、高繊維質・低タンパク質・低炭水化物・低脂肪の食事が理想とされています。
高タンパク質や高炭水化物、高脂肪の食事は嗜好性が良く、うさぎも好んで食べますが、これらの過剰摂取は腸内細菌叢の乱れを引き起こす恐れがあります。
副食として様々なオヤツや果物、ニンジン等を与える方も多いのですが、これらの与え過ぎには気をつけてください。 -
1.ペレット
うさぎが乾草よりもペレットを好むことが多く、主食としてペレットを与えている家庭が多いようです。しかし、ペレットは乾草で不足する栄養素の補充が目的であり、主食ではありません。1日の給餌量もペレットの用途(成長期用または維持期用)と年齢(~6か月/6か月~1歳/1歳以降)で決まっているため、指定された給餌量を守る必要があります。
-
2.乾草(牧草)
乾草(牧草を乾燥させたもの)はうさぎにとっての本来の主食であり、ペレットとは異なり、常に食べられるようにしておく必要があります。
乾草には生後6か月頃までの成長期にはタンパク質とカルシウムが豊富なアルファルファが適していますが、それ以降は肥満や消化器疾患、尿石症に配慮してチモシーに切り替えることが推奨されています。
なお、生牧草は水分量が多く、長期保存にも向きません。 -
3.野菜
うさぎというとニンジン等の野菜を食べているイメージが強いのですが、基本的には野菜は必要ありません。
野菜はそのほとんどが水分(多くの野菜で90%以上)であり、実際には野菜から摂取できる繊維質はごく少量です。繊維質の供給源として野菜を与える方もいますが、まずは充分な乾草を与えるようにしてください。
オヤツとして与える場合には、ニンジン・イモ等は炭水化物が多く、キュウリやレタス等は水分が多いため、与え過ぎないようにしましょう。 -
4.オヤツ類
基本的には与えない方が良いのですが、ご褒美やスキンシップ等の目的で与える場合は与え過ぎないようにしましょう。特にドライフルーツを含む果物類や種子類、クッキー等の低繊維質のオヤツは出来るだけ避けましょう。
うさぎの飼育環境
-
理想的温度・湿度
温度18.3~23.9℃、湿度30~50%が理想的と言われています。
温度が28℃(中高齢のうさぎでは25℃)以上の環境は、食欲不振の原因となりえます。
また、温度が適切であっても、湿度が60%に近づくと熱中症の引き金になりえます。 -
ケージ
ケージは体格に対して充分な大きさのものを準備してください。
床材には衛生管理(洗浄)が容易なプラスチックや樹脂製のスノコを使用し、定期的に洗浄して衛生状態を保っておくことが望ましいとされています。 -
食器や給水器
ペレットや牧草用の食器はひっくり返されないように固定出来るものを使用しましょう。飲水用に給水ボトルを利用する場合には設置する高さに気をつけてください。
給水ボトルの設置不備によって飲水量の不足が生じることがあります。
また、病気によって飲水量に変化が生じることもあります
普段から飲水量についても気を配るようにしましょう。
うさぎがかかりやすい病気
-
うさぎの病気というと、お腹の病気や歯の病気のイメージがあると思います。
実際には高齢期になると、腫瘍や腎不全、肝臓疾患等も多く認められる動物です。
しかし、犬、猫以上に病気をギリギリまで隠していることが多く、ちょっとした異常が大きな病気のサインであることも多い動物です。 -
胃腸うっ滞(消化管運動機能低下症)
うさぎでは消化器疾患にかかる可能性が高く、その中でも胃腸うっ滞(消化管運動機能低下症)が最もかかりやすい病気です。
胃腸うっ滞の原因として、異物誤食や毛球症が挙げられますが、それ以上に飼育環境(温度・湿度)の変化や食事、ストレス等がきっかけで発症することが多いようです。
初期は軽度の食欲不振や便の数が少なくなる、便の大きさが小さくなる等の軽い症状のこともありますが、急に悪化することもあるので注意が必要です。
普段から食欲や元気に加えて、便の状態(便の数や大きさ、硬さ)を確認しておきましょう。
予防には飼育環境の変化(温暖差等)に気をつけ、普段から牧草(チモシー)を含めてバランスの良い食事を与えるようにしてください。
また、換毛期にはブラッシングを行ったり、毛球症予防のサプリメントを利用しましょう。 -
不正咬合
うさぎの歯は全部で28本(切歯6本、臼歯22本)あり、全ての歯が生涯に渡って伸び続ける性質があります。
通常はペレットや牧草を食べることでバランス良く擦り減っていくため、過度に歯が伸びすぎてしまうことはありません。
しかし、何らかの原因(遺伝的な要因や外傷、噛み癖、不適切な食事)で不正咬合(嚙み合わせが悪くなる)と、上手く歯が擦り減らなくなるため、歯が伸び続けてしまいます。
その結果、切歯の不正咬合によって食事を取りにくくなる、臼歯の不正咬合では臼歯が口の中を傷付ける、といった状態になってしまいます。食欲不振や食性の変化(硬いものを食べない等)、口周り・顎周りの皮膚炎、胃腸うっ滞になりやすい等の異常に気がついたら、原因に不正咬合がないか疑ってみてください。
治療としては、定期的に歯の処置(切歯の切断、臼歯の切削・研磨)が必要になります。
また、不正咬合の合併症として、歯根部での感染に伴う膿瘍、涙の通り道(鼻涙管)を圧迫による流涙症・結膜炎も認められることがあります。
これらの合併症は治療が困難なことも多く、早期に発見することが大切です。 -
子宮疾患
うさぎは加齢に伴い、子宮内膜過形成や子宮水腫、子宮蓄膿症、子宮腺癌といった子宮疾患の発生が非常に多くなり、報告によっては4歳以上の雌うさぎの50~80%が子宮腺癌になるとも言われています。
当院では、もっと若い段階から子宮疾患にかかっている子も多く経験しています。
気がつきやすい症状は、陰部からの出血や血尿ですが、中には軽度の食欲不振等の非特異的な症状しか示さない子もいます。
確実な予防には、生後6ヶ月~1歳程度の時期での避妊手術が推奨されています。
「麻酔・手術のリスクが怖い」から避妊手術はしたくないという飼い主さんもいると思いますし、間違ったことでもありません。
ただし、うさぎの子宮疾患の高い発症率を考えると、「高齢で病気になった時はリスクが高い状態で手術を受けざるを得ない」という状況に陥る可能性も高いということです。
女の子をお迎えしたら、避妊手術の検討はしておくようにしましょう。 -
尿の異常(赤色尿と血尿)
うさぎを初めて飼育された方は驚かれる方も多いのですが、うさぎは生理的に赤い尿(赤色尿)をすることがあります。
うさぎの尿ではポルフィリンという色素を含んでいることがあり、純粋な赤色尿自体は治療の必要がありません。
しかし、生理的な赤色尿なのか、血尿なのかを見た目だけでは判断することは出来ません。
うさぎでは、子宮疾患や泌尿器疾患(膀胱炎や尿石症、腎出血等)で血尿している場合もあり、早急な治療を要するものもあります。
そのため、見た目だけで判断せず、尿検査で潜血反応の有無を確認することが大切です。 -
泌尿器疾患(尿石症)
うさぎでは元々多量のカルシウムが尿中に排泄されるため、正常尿でも炭酸カルシウム結晶やシュウ酸カルシウム結晶が認められます。また、うさぎの尿はアルカリ尿であるため、ストルバイト結晶を認めることもしばしばあります。
これらの結晶は正常でも認められうる結晶ですが、病的な症状を引き起こすこともあるため、普段から食事内容には気をつける必要があります。
特にアルファルファが主原料のカルシウムが多く含まれるペレット、シュウ酸や各種ミネラルを多く含む野菜等の給餌によって、尿石症を発症しやすくなるため、注意が必要です。 -
熱中症
うさぎは暑さに弱く、室温が28℃(中・高齢のうさぎでは25℃)以上の環境や湿度が高い(60%以上)の環境では、食欲不振になる可能性があります。
さらに、高温・高湿度になると、熱中症のリスクも高まってきます。
初期には自分で体の熱を逃がすために、冷たい床で体を冷やしたり、飲水量が増加したり、速い呼吸をする、といった変化が認められます。 進行するにつれて、食欲不振や元気消失、呼吸促迫等の症状が現れるようになります。
さらに重篤になると呼吸困難、発作、意識障害等を引き起こして、命を落としてしまいます。
最近は春~初夏でも気温が高くなる日が多くなってきていますので、ウサギの様子に合わせて早めの暑さ対策が必要になってきています。 もし熱中症の症状が見られたら、応急処置として体を冷やします方法もありますが、早急に動物病院を受診するようにしてください。 -
うさぎの皮膚疾患
うさぎでは皮膚疾患の発症も多く、特に足底皮膚炎(別名:ソアホック/足底潰瘍等)はよく認められる病気です。床との接触する足底部の皮膚が圧迫によりダメージを受けることで発症し、そのほとんどが後肢の足底部で発症します。
原因として、肥満や飼育環境の問題(主に床材の材質や衛生状態)が挙げられます。
特に硬く平坦な床材では足底部に圧力が集中するため、注意が必要です。
ごく軽度の足底部の脱毛・発赤は正常範囲内であることも多いのですが、進行すると潰瘍や膿瘍を形成し、骨まで達することもあります。
その他、うさぎで発生が多い皮膚疾患には、湿性皮膚炎(眼周囲/下顎から頚部/会陰部周囲に好発)や外部寄生虫(疥癬や耳疥癬、ズツキダニ、ツメダニ、ノミ等)による皮膚炎、皮膚糸状菌症、口腔内疾患に伴う皮下膿瘍等があります。 -
スナッフル
スナッフルは、鼻炎症状に始まり、副鼻腔炎や肺炎へと進行していく伝染性の呼吸器疾患の俗称です。その多くはパスツレラ菌が原因菌であることが多く、感染力も強いため、集団感染に繋がりやすい病気です。 最近は単独飼育のうさぎが多く、発生は減っている印象ですが、環境の変化によるストレス、免疫力の低下等をきっかけに発症しやすいため、注意が必要です。
-
エンセファリトゾーン
エンセファリトゾーンという原虫(寄生虫の一種)によって引き起こされる病気です。
代表的な症状には、神経症状(前庭障害による斜頸、眼振、運動障害)と眼の症状(感染した眼における眼球内膿瘍、ぶどう膜炎、白内障等)があります。 エンセファリトゾーンには飼いウサギの多く(一説には約80%)が感染しており、その多くは胎盤感染や母ウサギの尿からの感染が疑われています。
ただし、感染=将来の発症を確定するもの、ではなく、エンセファリトゾーンは感染していても発症しないことがほとんどで、発症にはウサギ自身の免疫力の低下が関係しています。
そのため、予防のためには日常生活において免疫力の低下を防ぐことが大切です。
なお、確定診断は困難なため、上記のような症状があれば、抗体検査(抗体価測定)を併用して仮診断、治療を行っていくことになります。 -
外傷性疾患(脊椎疾患・骨折・脱臼)
うさぎの外傷性疾患として、脊椎疾患(骨折・脱臼・ヘルニア)とその他の部位における骨折(主に脛骨および腓骨、大腿骨)の発生が多く認められ、各関節における脱臼も時折認められることがあります。
特に脊椎疾患によって脊髄損傷が引き起こされると、急性の後躯麻痺を発症し、まれに進行性脊髄軟化症に至る場合もあります。
うさぎは非常に強い脚力に反して、骨は非常に脆く、自分の力(スタンピング)で骨折してしまうことさえある動物です。うさぎの外傷性疾患は、日常のグルーミング(シャンプー)や爪切り等の事故で引き起こされることも多く、これらの処置は細心の注意を払って行う必要があります。 -
眼科疾患
うさぎの眼は顔のやや側面に位置し、湿った敷材や牧草によって外傷や感染を起こしやすい飼育環境で生活しています。そのため、感染や外傷による眼科疾患も多いのですが、それ以上に不正咬合に起因する眼科疾患が多く認められます。
うさぎの眼科疾患としては、角膜炎および角膜潰瘍、鼻涙管閉塞、ぶどう膜炎、前房蓄膿、緑内障等の病気がありますが、これらが単独で発生することは少なく、多くの場合複数の病気は複合して発生することが多いことが特徴です。
その分、犬・猫に比べると治りにくいことが多く、眼の異常に気づいたら治療を受けることが大切です。 -
腫瘍性疾患
中・高齢のうさぎでは、腫瘍性疾患を発症する可能性が高くなります。
しかし、腫瘍性疾患は発生部位によっては特異的な症状が現れにくいため、早期発見が難しい病気です。
当院での経験上、特に胸腔内腫瘍では食欲不振、元気消失を主訴に来院される方が多く、実際に重度の胸腺腫や転移性肺腫瘍を患った症例においても、飼い主様が呼吸困難に気づいていないことがほとんどでした。
その他にも、うさぎでは子宮腺癌や膀胱腫瘍等、様々な腫瘍を発症することがあります。
中・高齢期には体重の変化や活動性の変化、呼吸状態の変化等に気を配るようにしましょう。
うさぎの避妊手術・去勢手術について
-
当院では避妊手術や去勢手術をご希望される方には、生後6~12ヶ月での手術を推奨しています。
手術の安全性を高めるために、手術前には身体検査や血液検査(1歳未満の場合は任意)を行っています。また、手術中はうさぎ用気道確保システムによる気道確保を実施し、安定した麻酔管理が行えるように努めています。 -
手術の流れ
1.事前診察・予約
身体検査を実施し、手術の説明と手術予約(後日の電話予約も可)を行います。
-
2.手術当日
病院に来院されるまで絶食は不要です。少量のお食事もご持参ください。
午前中(11時頃)にお預かりし、病院の休診時間帯に手術を行います。当日の夕方18時頃に退院となります。
エリザベスカラー等は基本的に不要です。 -
3.翌日の診察
体調と術創の確認を行うため、手術翌日に再診をお願いしております。皮下点滴と抗生物質の注射を行い、内服薬を処方させていただきます。
-
4.自宅での観察(術後1週間)
術後は食欲が低下し、胃腸うっ滞を起こしやすくなります。術後7日間は食欲の変化に気をつけてください。
なお、避妊手術の場合は基本的に埋没縫合で行うため、抜糸が不要となります。
手術から1週間後に食欲・術創に問題がなければそのまま治療は終了です。 -
5.抜糸(術後7~14日後) ※去勢手術のみ
去勢手術の場合は抜糸が必要です。
術後7~14日程度で抜糸を行い、治療終了となります。 -
避妊手術時の埋没縫合について
当院では、うさぎの避妊手術における術創の閉鎖には埋没縫合を実施しています。
うさぎは腹帯やエリザベスカラーの装着を非常に嫌うため、埋没縫合を行うことで術後のストレスを解消することが出来ます。また、縫合糸が露出しないようになるため、自咬行為による術創の裂開リスクを軽減することにもつながります。
なお、去勢手術における埋没縫合は行っておりませんが、ほとんどのケースでエリザベスカラー等の装着は不要です。 -
避妊手術の目的
うさぎは加齢に伴い、子宮内膜過形成や子宮水腫、子宮蓄膿症、子宮腺癌といった子宮疾患の発生が非常に多くなり、報告によっては4歳以上の雌うさぎの50~80%が子宮腺癌になるとも言われています。
子宮疾患の治療では、内科治療で完治することはほとんどなく、子宮・卵巣を摘出する手術が基本となります。しかし、若齢時に手術を行う場合に比べると、病気による全身状態の悪化、年齢の影響で全身麻酔・手術のリスクは格段に高くなってしまいます。
また、発情期には縄張り意識による攻撃的行動等の問題行動、偽妊娠に伴った様々な体調不良(乳腺炎や胃腸うっ滞、毛球症)が引き起こされることがあります。
避妊手術を行うことで、将来的な子宮疾患の発症を予防するとともに、発情に伴う問題行動等を軽減することにも繋がります。 -
去勢手術の目的
去勢していない雄うさぎは縄張り意識が非常に高く、性成熟期(生後6か月以降)になると、多くのうさぎがスプレー行動(おしっこをトイレ以外の場所で行い、縄張りをマーキングする行動)を行うようになります。
発情期にはスプレー行動の増加、飼い主さんに対する性格の変化(多くは攻撃的になりますが、逆に異常に甘えることもある)、 マウンティング(人の手足やぬいぐるみ等に乗って腰を振る行動)を認めることがあります。
特にスプレー行動は非常に困られる方が多い問題行動であり、こういった問題行動の抑制・軽減には若齢時の去勢手術は非常に有効な手段の1つです。 また、将来的な精巣腫瘍の予防にも繋がります。