猫の診察

デリケートで繊細な動物「猫」

  • 猫は身近な動物でありながら、とても繊細な生き物です。
    生まれた時から犬と共に生きている猫は別として、そうでは無い猫は、犬の声や匂いにストレスを感じることがあります。また、飼い主の方が犬を苦手としている場合、猫もそれを感じ取って怯えることもあります。
    私たちはこのようなことを学習し、「猫にやさしい動物医院」を目指して、猫と犬の入り口や診察室を分けています。

  • 当院はキャットフレンドリークリニック「ゴールド」認定病院です

    当院はキャットフレンドリークリニックに認定されています。これは国際的な猫の医療に関連する学会が進めている『猫にやさしい動物病院』の国際基準に基づく認定です。
    ヨーロッパにあるISFM(国際猫医療学会)は、待合室や診察室、および入院室などを猫のために分け、麻酔器や血液検査機器などのあらゆる治療器具を猫に配慮しているかどうかを審査します。その診査項目は100項にもおよび、あらゆる意味で『猫にやさしい動物病院』を目指しています。GOLD、SILVER、BLONZEの3種類の認定があり、GOLDはその最上級の位置を認められたものです。

猫種ごとに違う、
猫がかかりやすい病気

  • 猫種 疾患(特に発生率が高い病気は赤字
    スコティッシュ・フォールド 関節炎、心臓疾患(弁膜症/心筋症)、眼科疾患(眼瞼炎/流涙症/結膜炎)
    アメリカン・ショートヘアー 腎臓疾患(腎結石/慢性腎不全)、心筋症、眼科疾患(角膜疾患)
    マンチカン 耳疥癬(ミミヒゼンダニ症)、疥癬、皮膚糸状菌症、泌尿器疾患(尿石症/尿道閉塞/膀胱炎)
    ノルウェージャン・フォレスト・キャット 泌尿器疾患(尿石症/尿道閉塞/膀胱炎)、猫伝染性腹膜炎(FIP)、消化器疾患
    ブリティッシュ・ショートヘアー 猫伝染性腹膜炎(FIP)、眼科疾患(角膜疾患/結膜炎)、口内炎、外耳炎
    ラグドール 猫伝染性腹膜炎(FIP)、耳疥癬(ミミヒゼンダニ症)、疥癬、気管炎/気管支炎
    ロシアンブルー 糖尿病、泌尿器疾患(尿石症/尿道閉塞/膀胱炎)、脱毛、鼻炎/上部気道炎
    混血猫 肝臓疾患(肝炎/胆管炎/胆管肝炎)、口腔内疾患(歯周病/歯肉炎)、肛門嚢炎、便秘、皮膚腫瘍、慢性腎不全

油断してはいけない!
猫のフィラリア症

「フィラリア症(犬糸状虫症)=犬の病気」というイメージがありますが、近年は猫もフィラリア症に感染することが明らかになりました。
フィラリアは幼虫のある時期を蚊の体内で過ごし、その蚊が猫の血を吸う際に体内に侵入し、心臓に寄生して成虫になります。
猫のフィラリア症は確定診断がしにくく、時には気がつかないうちに重症化や突然死を引き起こす可能性があるため、猫でもフィラリア予防が推奨されるようになってきています。
犬のフィラリア症と同様、この病気は治療することが困難なため、「予防」が重要です。猫のフィラリア予防は毎月1回予防薬を首筋に滴下するだけで、簡単に行う事が出来ます。

猫のフィラリア症Q&A

  • Q. 室内猫でも予防は必要?

    A. 最近は室内飼育の猫がほとんどになってきていますが、蚊が媒介する病気であるため、室内猫でも感染リスクがあります。
    実際に、フィラリア症と診断されたうちの約40%が室内飼育の猫であったという報告もあるそうです。

  • Q. 猫のフィラリアの症状は?

    A. 猫がフィラリアに感染すると、多くのフィラリアは未成熟虫の段階で死滅します。
    それに伴って、猫喘息やアレルギー性気管支炎と類似した呼吸器症状(呼吸困難や咳)が引き起こされます。
    猫では成虫まで発育することは稀ですが、成虫感染を起こした猫の10-20%では重篤な呼吸器症状や突然死を引き起こすとされており、注意が必要です。

猫がかかりやすい病気

猫の死亡原因は1位ガン、2位腎不全、3位感染症となっています。
その他にも、尿路結石症等の泌尿器疾患、甲状腺機能亢進症、心筋症、膵炎等の猫にかかりやすい病気が数多く発生します。
よく「猫は病気を隠すことが上手」と言われますが、実際に初期には症状が認められにくい病気も多く、
末期まで見過ごされているケースによく遭遇します。
これらの病気の早期発見には、定期的な健康診断(動物ドック)が大切です。

  • 腎臓病

    猫の祖先は砂漠に生息していたリビアヤマネコと考えられています。そのため、水が十分に確保出来なくても生存できるように”濃い尿”を作る性質が残っています。そのため、腎臓への負担が大きく、加齢とともに腎不全を発症しやすいとされています。
    慢性腎不全はネフロンと呼ばれる、血中の老廃物をろ過して尿として排出する役割を持つ組織が、少しずつ破壊されていき、腎臓が持つろ過機能が低下してしまう病気です。
    ネフロンは一般的に年齢とともに喪失しますが、残りの腎機能が33~25%になるまでを失っても症状には現れず、一般的な血液検査でも異常値を示しません。
    ”体重が減少してきた”、”昔よりも水を飲む量が増えた”、”尿の量が多くなった”、”尿が臭わなくなった”、”便秘気味”といった変化には要注意です。
    中・高齢期に入ったら、定期的に健康診断を受けることも大切です。
    腎臓病は血液検査だけでは早期発見が難しいため、超音波検査や尿検査等の検査も併用して正しく判断する必要があります。

    ”昔よりも水を飲む量が増えた”、”尿の量が多くなった”、”尿が臭わなくなった”、”便秘気味”といった変化には要注意です。
    この病気を早い段階で発見するには、まず定期的に検査を受けることと、その検査の際に血液検査だけでなく尿検査も受けることが有効です。
    特に高齢の猫のリスクが高いので、検査を受けていないという方は早めに受診されてください。

  • 猫下部尿路疾患(FLUTD)

    猫の病気で最も多いのは、尿に関連するトラブルです。
    膀胱や尿道などの下部尿路に異常が生じることで、頻尿、排尿時間の延長、不適切な場所での排尿、血尿など様々な症状を引き起こします。
    特発性膀胱炎(多くはストレスに起因)の発生が最も多いとされていますが、尿路結石の発生も多く、時に尿管結石や尿道閉塞によって急性腎不全に陥ることもあります。
    雄猫では尿道が細いため、膀胱炎や尿路結石の影響で尿道が閉塞することが非常に多く、注意が必要です。尿道閉塞を発症すると1-2日で急性腎不全に陥り、尿毒症によって命を落とすこともあるため、早急に動物病院を受診してください。
    なお、尿路結石症の発症には体質が大きく関わっており、生涯的な食事療法が必要となる病気です。予防には適切な食事の選択や体重管理が大切です。

  • 甲状腺機能亢進症

    猫の内分泌疾患の中で最も高率に認められる疾患で、中・高齢期に多い病気です。
    「年齢の割に急に食欲が旺盛になって行動も活発になった」、「食べる量が増えたのに少しも太らない。食欲があるのに痩せてきた」、等の徴候は甲状腺機能亢進症のサインかもしれません。
    甲状腺ホルモンは全身の活力源となるホルモンであるため、初期には食欲や元気もあって健康そうにも見えてしまいますが、進行すると体重減少が顕著になり、体重減少や嘔吐・下痢等の消化器症状、食欲不振等の症状を示すようになります。
    さらに心臓・腎臓・肝臓等の全身の臓器に大きな負担をかけた状態(過労の状態)となっており、そのまま放置すると心臓疾患や腎臓病、肝障害等の発症を早め、時に重篤な状態に陥ることがあります。
    高齢猫で食欲増進、活動性や性格の変化等が認められるようになってきたら要注意!
    その他、診察時に頻脈や心雑音等を指摘された場合には、心臓疾患と甲状腺疾患、その他全身性疾患の可能性が疑われますので、早めに健康診断を受けましょう。

  • 心筋症

    犬の心臓病には、先天性心疾患(生まれつきの心臓の異常)や高齢になって発症する弁膜症が多いとされています。それに対して、猫の心臓病では心筋症が多く、幅広い年齢で発症することが特徴です。
    心筋症は大きく「肥大型心筋症」、「拡張型心筋症」、「拘束型心筋症」に分類されますが、現在では肥大型心筋症が最も多く認められます。
    肥大型心筋症には、好発品種(アメリカンショートヘアー、メインクーン、ペルシャ猫等)が認められており、心臓内で血栓が形成されやすいという特徴があります。
    心臓で形成された血栓は、特に左右の後肢に繋がる動脈の分岐部分に詰まることが多く、突然の疼痛や後肢の麻痺、冷感、肉球の色の変化が認められることがあります。
    この状態は動脈血栓塞栓症と呼ばれ、命に関わる緊急的な状態です。

  • 糖尿病

    猫の内分泌疾患の中で甲状腺機能亢進症とともに発生率が高い病気です。
    猫の糖尿病は肥満やストレス、遺伝要因、併発疾患(膵炎やその他の内分泌病気等)が複合的に関与して、インスリン抵抗性が生じることで発症すると言われています。
    糖尿病の初期症状では、体重減少に加え、急な飲水量の増加、排尿量の増加が認められます。
    糖尿病以外の病気でも似たような初期症状を認められることも多いのですが、これらの症状は大きな病気のサインであることが多いため、見逃さないようにしましょう。
    糖尿病では糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)、または高浸透圧高血糖症候群(HHS)という命に関わる急性代謝失調に陥ることもあるため、注意が必要です。
    糖尿病の治療では、併発疾患の治療に加え、毎日ご自宅でのインスリン皮下注射が必要になるため、飼い主様にも大きな負担となります。
    肥満の猫では理想体重の猫と比較して、糖尿病リスクが数倍高くなると言われています。
    日頃から適正な体重を維持することが大切です。
    体重管理でお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。

  • リンパ腫

    リンパ腫はリンパ系の細胞が骨髄以外部位で腫瘍性の増殖を示す病気で、猫では非常に発生頻度が高い腫瘍です。特に猫白血病ウイルス(FeLV)感染猫では一部のリンパ腫を発症するリスクが非常に高くなるため、より注意が必要です。
    リンパ腫は発生部位によって前縦隔型、消化器型、多中心型、節外型等に分類されます。
    前縦隔型リンパ腫は若齢猫、特に猫白血病ウイルス感染症(FeLV)陽性猫に発生が多く、呼吸困難、咳といった呼吸器症状や吐出、嚥下困難等の症状を主訴に来院されます。
    逆に、消化器型リンパ腫は高齢猫での発生が多く、症状としては食欲不振や体重減少、嘔吐や下痢等の消化器症状が挙げられますが、経過は急性から慢性まで様々です。
    慢性的な挙動を示すタイプでは、慢性腸炎やその他の基礎疾患に伴う消化器症状との鑑別が困難な場合もあります。

  • 嘔吐

    猫は比較的吐きやすい動物です。
    これは、猫の胃が小さくて拡張にくい構造であること、毛繕いにより形成された毛玉を吐く習性があること、等が理由であると考えられています。
    そのため、健康な猫でも週1回未満の嘔吐(主に毛玉や空腹時の胃酸)、食事直後の単回嘔吐等は経験される方も多いと思います。
    しかし、”嘔吐”といっても理由は様々で、上記のような生理的範囲での嘔吐のこともあれば、愛猫からの病気のサインかもしれません。
    もし、以下の症状に当てはまる嘔吐の場合には注意が必要です。
    週1回以上の嘔吐/1日に時間を空けて複数回の嘔吐/異物や毒物摂取の可能性/食欲低下や体重減少/下痢や多飲多尿等の症状の併発/高齢猫
    これらの症状に当てはまる場合には、病気の可能性も考慮してご相談下さい。
    特に猫は「隠れ膵炎動物」とも言われ、非常に慢性膵炎を発症しやすい動物です。
    猫の慢性膵炎では、「なんとなく食欲がない」「たまに吐く・下痢する」等のはっきりしない症状であることも多く、様子を見てしまった結果、胆管肝炎や三臓器炎の併発による黄疸、糖尿病等の重篤な合併症の発症に繋がってしまう場合もあります。
    さらに、高齢の猫では腎不全、甲状腺機能亢進症、腫瘍等の重篤な病気が嘔吐の原因である可能性が高まるため、早めにご来院ください。

  • 便秘

    子猫を除き、正常な幼猫・成猫では毎日便が出ることが普通です。
    元々毎日排便をする猫であれば1日以上排便が出ない場合、または毎日は排便をしない猫ではいつもの排便間隔より延長した場合には便秘と捉えることが出来ます。
    ストレスや環境の変化に伴う一過性の便秘であればさほど心配がない場合もありますが、慢性的な便秘は進行性の病気であり、適切に治療を行わなければ、「巨大結腸症」に発展することもあります。
    病的な便秘の状態に陥ると、「トイレにずっとこもる」、「排便時にトイレで鳴く」といった症状が見られるようになり、さらに悪化すると食欲不振や排便動作後の嘔吐等の症状が認められる場合もあります。
    便秘の原因にはストレスや運動不足、骨盤の形状といった生理的要因が原因となることもありますが、中・高齢猫の便秘では、腎不全による脱水・食欲不振、消化管腫瘍や異物等による通過障害、神経の異常等、様々な病気が原因であることが多く、注意が必要です。

ワクチンで防ぐことができる代表的な猫の病気

  • ウイルス性鼻気管炎

    感染経路

    感染している猫の眼、鼻、口からの分泌物や人の手指、衣服から感染します。

  • 症状

    一般に”猫カゼ”と呼ばれます。 感染すると、くしゃみ、鼻水、食欲減退、発熱、結膜炎、鼻づまりの症状が出ます。

  • 猫カリシウイルス感染症

    感染経路

    感染している猫の眼、鼻、口からの分泌物や人の手指、衣服から感染します。

  • 症状

    口の周りや口の中、舌に潰瘍ができます。結膜炎、鼻炎、発熱等も見られます。

  • 猫汎白血球減少症

    感染経路

    感染した猫の唾液、吐物、排泄物からの感染。伝染力が強く、ウイルスの付着した人の手指、衣服からも感染します。

  • 症状

    発熱や嘔吐、下痢などの消化器症状が主体。白血球が減ることで抵抗力が落ちるので、他の病気にもかかりやすくなります。
    ワクチン未接種の子猫での死亡率は90%以上。妊娠中の感染では胎子に小脳形成不全を引き起こします。

  • 猫白血病ウイルス感染症(FeLV)

    猫に白血病(血液細胞のガン)やリンパ腫をはじめ、様々な疾病を引き起こす恐ろしい感染症。 骨髄やリンパ組織を壊して免疫力を弱めてしまうため、いろいろな病気の併発を起こしやすくなります。 普段の感染症と違って、感染してから発病までの期間が数か月から数年と大変長く、その間、感染猫は健康な猫とみかけ上区別がつきません。しかし、その間もウイルスを排泄し続け、他の猫へ感染します。

  • 感染経路

    感染猫との接触感染(特にケンカ時の噛傷)、トイレや食器の共有、母子感染、感染初期には目立った症状はありませんが、病気に対する抵抗力が弱まるため他のウィルスや最近に感染しやすくなったり、口内炎や鼻炎等が慢性化、重篤化しやすくなります。

  • 症状

    感染初期には目立った症状はありませんが病気に対する抵抗力が弱まるため、他のウイルスや細菌に感染しやすくなったり、口内炎や鼻炎などが慢性化、重篤化しやすくなります。
    白血病やリンパ腫の発病に多いとされます。一旦発症すると、3年以内に80%が死亡すると言われています。

  • 猫免疫不全ウィルス
    (FIV)感染症

    感染経路

    感染猫との接触感染(特にケンカなどの咬傷)、稀に母子感染

  • 症状

    人間の免疫不全ウィルス(HIV)と同じ仲間のウィルスによる感染症で、”猫エイズ”とも呼ばれている。
    感染初期は特徴的な症状はありませんが、進行とともに”免疫不全”を起こし、末期には様々な症状により死亡する。

    ウィルス検査

    猫白血病、ウイルス感染症や猫免疫不全ウイルス感染症に感染しているかどうかは、血液の検査で調べることが出来ます。
    感染していない場合(=陰性)であれば、ワクチン接種でしっかり予防してあげましょう。

ワクチンで防ぐことが出来ない感染症
「猫伝染性腹膜炎」

猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫腸コロナウイルス(FCov)というウイルスが変異を起こし、強毒化した猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)によって引き起こされる感染症です。
猫腸コロナウイルス(FCoV)は主に糞便を経由して感染するウイルスで、ペットショップやブリーダー等の多頭飼育環境下では現在も広く蔓延しています。
しかし、本来は感染してもほとんどは無症状または軽度の腸炎が引き起こされる程度ですが、一部の感染猫ではFCoV変異株が何らかの原因(ストレスや免疫力低下)で増殖してしまい、猫伝染性腹膜炎を発症します。
FIPは主に子猫(約70%が1歳未満)、かつ純血種の猫で特に多く、発熱や食欲不振、呼吸困難、眼の異常(ぶどう膜炎)等を主訴に来院されることが多い病気です。
FIPは多発性漿膜炎と血管炎に伴う腹水等の貯留を主体とする滲出型(ウェットタイプ)、臓器の肉芽腫を主体とする非滲出型(ドライタイプ)に分類されますが、いずれの病型(タイプ)においても確立された治療法はなく、非常に致死率が高い病気です。
従来はステロイド薬やインターフェロン製剤、抗アレルギー/抗血小板薬等による対症療法が行われてきましたが、近年は様々な抗ウイルス薬による治療も試みられるようになってきています。

猫の逸話

  • 猫は神様

    猫は今から5千年前に古代エジプトで野生のリビア猫から作られました。猫は古代エジプトでは、猫の姿をした「よろこびと愛の神」バステトの使いとして大切にされていました。猫が死ぬとミイラにして猫の家という意味の町、ブバステスの猫の墓に埋葬しました。今でもこの町には猫の墓と神殿の跡が残っています。猫は最初は神様として作られたのです。

  • 猫はなぜ神様?

    猫は人にはない超能力を持っています。古代エジプトの人は、昼間は細く、夜になると大きく開く目は、夜の暗闇でも物を見ることができ魔物を退治してくれると思っていました。また大切な穀物を始め、食べ物をねずみから守ってもくれます。しかし、なぜ、愛の神様なのでしょうか?暖かいエジプトに住む猫は1年に何回もお産をして、どこでも愛の交換が見られることから、よろこびと愛の神様になったようです。