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FIP治療について

猫伝染性腹膜炎(FIP)は数年前まで猫の不治の病といわれた疾患でしたが、近年では抗ウイルスの使用による治療が可能な疾患になりました。

海外では承認された治療薬の販売も始まり、2021年にはISFM(International Society of Feline Medicine:国際猫医学会)による治療ガイドラインの発表がありました。

さらに2024年には治療ガイドラインアップデートもあり、FIP治療の選択肢が広がってきています。

ただし、治療期間は最低84日間とされており、国内未承認薬や薬価が高額な薬も多いため、治療のハードルが高いことも大きな課題です。

当院では、治療効果と治療コストを両立できるように、GS-441524注射薬やGS-441524+EIDD-1931内服薬によるFIP治療が出来るように努めて参ります。

なお、FIP治療は「念のため使ってみたい…。」「ネットで調べたら似た症状だった。」といった曖昧な状況で行うべき治療ではございません。

当院では遺伝子検査を含む諸検査でFIPの発症が濃厚であると判断出来た症例にのみ治療を実施しています。