症例紹介

うさぎの臼歯処置

うさぎは食物をすり潰して食べるため、歯が永久的に伸びる動物です。
近年、不正咬合(咬みあわせの不具合)に伴うトラブルが多く見られます。
不正咬合を起こすと、歯が磨耗せずに伸びるため、結果として、自らの舌などを傷つけてしまいます。
その場合は全身麻酔下で歯の矯正を行ないます。
当院では必要に応じて、血液検査や術中の経静脈点滴などを行い、極力安全に実施出来るように努めています。
とはいえ、一度不正咬合を起こすと定期的な処置が必要になるケースが多く、適切な飼育環境を整えることが重要です。