症例紹介

犬・猫の尿石症

冬場は飲水量が減少する為、泌尿器のトラブルが増える季節です。
尿石症は肥満や食事の内容、体質などによって尿中に細かな結晶が作られる状態が続き、それらが結合して大きな結石を形成する病気です。
症状としては頻尿や血尿など膀胱炎様の症状が一般的ですが、重症例では細かな結晶や結石が尿道に詰まり、腎不全・尿毒症を起こして来院されるケースもあります。
軽症な場合に内科療法・食事療法で治療が可能ですが、当院では大きな結石が出来てしまった場合や閉塞などのリスクを伴う場合は、外科的に結石を摘出する場合もあります。
無症状の方も尿検査で簡単に早期発見が出来る病気ですので、ご心配な方はいつでもご相談ください。
命に関わることもある病気ですので、上記の症状が認められた場合には様子を見ずに、早めに診察・治療を受けることをお勧めいたします。