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関節疾患を早期発見! ~動物ドックのススメ~

我々は様々な病気の診断のため、X線検査を日常的に行いますが、意外と飼い主様の気づいていない疾患、無症状の段階の異常を“たまたま”発見する事が結構あります。

特に初期段階では明らかな異常を出しにくい関節疾患、気管や心臓の疾患、お腹の中の腫瘍性疾患を発見することが多いですね。

逆の発想で言えば、中・高齢の犬や猫で「最近年を取ったね。」といった変化を感じた場合には、血液検査以外にもレントゲン検査等の検査を行う事で、初期の“SOS”を発見してあげることが出来る可能性があるということです。

ついつい「年だからしょうがない。」といった発想になりがちですが、気になる時には検査を受けさせてあげることも必要ですね。

※写真は別の理由で全身のレントゲン検査をした子の股関節ですが、変形によって股関節のはまり方が浅くなり、不安定性を生じています。比較的弱い外力で脱臼をし得る股関節になってきています。