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猫の慢性腎不全 ~尿検査のススメ~

尿検査は手軽に出来る検査ですが、とても大事な情報を与えてくれます。

例えば、尿石症の有無や糖尿病の有無、そして“腎機能障害の早期発見”です。

猫では腎臓病の発病率は年齢とともに増加し、15歳以上で30%程度とされています。

しかしながら、初期にはほとんど症状が認められず、血液検査でも残りの腎機能が25%になるまで進行しないと発見できません。

尿検査では、血液検査よりも早く腎臓病を発見できる可能性があります。

※写真は片方が顕著に萎縮してしまった腎臓です。

腎臓自体は片側の腎臓機能が保てていれば、比較的症状を出しませんが、片側に大きな負担がかかるため、腎不全の発症が早まったり、急激な腎不全を起こしやすいので、注意が必要です。