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股関節脱臼の治療(非観血的整復)

先日高齢犬の股関節脱臼の症例がいました。

股関節の脱臼は、我々が意外と遭遇しやすい症状です。

股関節脱臼には、交通事故等の激しい外傷で健康な股関節が脱臼を起こす場合と、病的な股関節(股関節自体の変形を有するもの)がちょっとした外力で外れてしまう場合があります。

後者の場合には整復を行っても再脱臼の可能性が高いため、骨頭切除という治療を行うことが多いです。

今回の症例では股関節の変形がある子でしたが、かなり高齢であることもあり、非観血的整復を行いました。

幸い整復後の股関節の状態は安定しているので、このまま良くなってほしいですね。