症例紹介

犬・猫の腸閉塞症(腸切除手術)

犬・猫では異物誤飲や腫瘍が原因で、物理的または機能的な腸閉塞症を発症することがあります。

閉塞の状態に応じて、急性~慢性の消化器症状(嘔吐や下痢、腹痛等)を起こし、時にはほんのわずかな時間で命を落とすことがあります。

特に❝何かを食べた❞ということに飼い主様が気がついてないケースや慢性の症状で飼い主様が病院へ受診せずに様子を見てしまった時には、重篤な状態に陥っている場合が多く、早急に、正しく診断しないといけません。

ちなみに、写真の症例は多量の毛を慢性的に摂取し、腸が広範囲に損傷してしまった症例です。

毛が原因でここまでの状態になるとは思ってもいないと思います。

幸い初回診察時に診断ができ、手術で腸を切除・吻合し、元気に退院しました。