症例紹介

横隔膜ヘルニア

横隔膜ヘルニアは胸腔と腹腔を隔てる横隔膜が破けて、腹腔内の臓器が胸腔内に嵌入する病気です。

先天性と後天性がありますが、後天性の横隔膜ヘルニアは交通事故や落下による外傷、人為的な外傷によって発生します。

いずれも根本的な治療は外科治療になりますが、麻酔リスクも高く、内臓の損傷の程度によっては術後の急変リスクも高い病気です。特に先天性の横隔膜ヘルニアや外傷性横隔膜ヘルニアで時間のたってしまった症例では癒着などの問題で手術が困難な場合も多いです。

多くの原因は室内での生活を徹底することで回避できます。

室外でも生活する猫の場合には思わぬ事故にあわないように注意が必要です。