症例紹介

猫の巨大結腸症(便秘)

猫では様々な原因(先天的機能障害、過去の事故などによる骨盤狭窄や神経障害等)から便秘を起こし、便秘の状態が長く続くことで巨大結腸症に移行してしまう場合があります。

腸が過度に進展した状態が続くことで収縮力を失ってしまいます。

これは不可逆性(元には戻らない)の変化であり、その後は様々な内科療法(食事や内服薬、摘便・浣腸処置)を生涯的に続けたり、手術(大部分の結腸を切除する)による治療が必要になってしまいます。

早期に食餌療法などの介入を行う事が大切です。