おかにわ通信
変形性関節症 ～分かりにくいＳＯＳ～
変形性関節症は、加齢や肥満、過去の関節疾患等の結果、関節の変形を起こす病気です。
人でも首や肩、腰、股関節、膝…等、関節の問題を抱えている方は非常に多いと思います。
しかし、骨折や脱臼等の外傷性の病気とは異なり、症状が緩やかに進行するため、犬や猫では発見が遅くなる傾向があります。
犬であれば、歩幅を狭めて歩いていたり、散歩を嫌がるようになっていませんか？
猫であれば、以前のように“運動会”をしたり、高い所へのジャンプは出来ていますか？
ちょっとした観察で、飼い主様が気がつくような症状(ＳＯＳ)があったときは、“年のせい”だけではなく、関節疾患による“痛み”が生じている場合がほとんどです。
関節の疾患は“完治”は難しいのですが、早期から治療(消炎鎮痛剤やサプリメント、体重管理等)を始めることで、進行を緩やかにしたり、症状の緩和による生活の質の向上が期待できます。